「酵素玄米(寝かせ玄米)」って体に良いって聞くけど、その効果って何?
酵素玄米が体に良いというイメージは、皆さん既にお持ちかと思います。
じゃあ何が良いのか?ここが重要ですね。
深い話をすれば、「よく分からないけど体に良さそうだから食べておこう」というのと、「何故体に良いのかを理解して食べる」のでは、実はその後の体の変化が全然違います。
酵素玄米の代表的な効果とは!?
代表的な酵素玄米の効果は以下です。
- お通じが良くなる
- 栄養不足とは無縁の生活
- 酸化、糖化の予防効果
- 食べても太りにくい
- 過食の改善が期待出来る
いかがでしょうか。
代表的な部分だけでもこれだけあります。
もう少し細かく解説していきたいと思います。
お通じが良くなる
酵素玄米を食べ始めると、まず最初に実感する効果がお通じの良さです。
我が家でも、数日酵素玄米を食べないと、すぐに便に変化が出ます。
するりと、そしてどっさりと。
酵素玄米には白米の6倍といった驚くほどの食物繊維が含まれています。
それ故に腸内環境を理想的な状態にしてくれるんです。
栄養不足とは無縁の生活
玄米自体が完全食と言われており、それ単体で必要な栄養素のほとんどが補えてしまうんですね。
詳しくは過去記事の「食べるだけで劣化が止まる!?新完全食・酵素玄米、その効果とは?」をご参照下さい。
ですから、玄米と旬のお野菜、発酵食品を適度に摂っているだけで、正に健康そのもの。
人間の体は、それぞれの栄養素はバランス良く摂取して初めてその効果は発揮します。
単体でこれほどまでに各種必要栄養素をバランス良く摂取出来るものは他にないでしょう。
酸化、糖化の予防効果
味は別としても、ここまでの効果は玄米でも得る事が出来ます。
ここからが酵素玄米の本領発揮です。
酵素玄米が炊き上げる過程において、玄米の「糖質」と小豆の「タンパク質」、「アミノ酸」が反応し「メイラード反応」というものが起こります。
この時に「メラノイジン」というものが生成されるのですが、これが最強の抗酸化、抗糖化作用があるのです。
その為、酵素玄米は保温を続けても腐りません。
炊き上がった酵素玄米は保温ジャーの中で保温する事でさらにその効果を促進させます。
また、メラノイジンはセロトニンの生成をサポート効果があります。
セロトニンは興奮ホルモンの働きを和らげてくれます。
すると自律神経が安定し、免疫の正常化が期待できます。
このメラノイジンは口摂取における、最高レベルの抗酸化作用を持っていると言えるでしょう。
食べても太りにくい
白米と異なり、栄養価が詰まった玄米は理想的なバランスで栄養素摂取出来る為、体内の燃焼効率が上がります。
また、保温ジャーで寝かせた玄米は非常に消化が良いです。
つまり、これまでのように消化に酵素を使う比率が下がりますから、代謝に酵素を使う比率が上がるわけです。
さらにお通じが良くなるのですから、もう健やか且つ美しくなるしかありません。
過食の改善が期待出来る
こちらは少々毛色の異なるお話とはなりますが、思考に良い方向に変化していくというお話です。
酵素玄米を食べる事によって、人にとって本当に必要な食事。
体が喜ぶ食事を意識するようになります。
- これまで普通だと思っていた食生活が過食であった事。
- 白米を食べている時はおかずが主体であった事。
- カロリー過多なのに、栄養不足だった事
色んな気づきがあります。
味にも栄養にもその答えが隠されています。
白米は美味しいですが、それ自体の味は薄いです。
例えば一食を白米だけにするとどうでしょうか。
かなりキツイと思います。
しかし、酵素玄米なら問題ありません。
それ自体の味が濃く、十分主役となるからです。
つまり酵素玄米の場合は、玄米が主食となる、おかずが副菜となります。
栄養面で見てもそうです。
既に江戸時代に証明済みですが、玄米食だった庶民に白米が広がり、「脚気(かっけ)」が流行しました。
ビタミンB1の不足による体調不良です。
つまり、玄米の時は単体でも成立していた栄養バランスが、白米へ切り替える事によって不足しました。
だからこそ、白米はおかずでその多くの不足を補わなければいけなくなったわけです。
その結果が現在の過食文化であり、肥満、生活習慣病の蔓延につながっているのですから怖いお話です。
酵素玄米を知り、酵素玄米を食べる事によって、多くの事に気付かされます。
論より証拠とはこの事です。
私自身もはや考え方そのものがひっくり返っていますから。
今は健康面、体型維持に全く悩みがありません。
ただ、酵素玄米を食べ続けるという事だけでそれらは解決してしまいます。
もう白米には戻りたくでも戻れなくなりますよ、本当に。
【補足①】そもそも酵素とは?
wiki的話をしても仕方ないので、簡単に理解出来るようにまとめていきますね^ ^
酵素は我々人間が生命を繋いでいくのには欠かせないものです。
私たち人間の体は、口にしたものでつくられていると言っても過言ではありません。
その口にした食品の「消化」、「吸収」、「代謝」、「排泄」から、「呼吸」や「運動」など、私たちが生きる為に必須となるあらゆる事に関与してくれている、ありがたいタンパク質の一種なんです。
生命を繋ぐのに必須となりますので、酵素は体内でも作られるんです。
ただし、体内でつくられる酵素には限界があります。
さらに、年齢と共にその力は減少してくるんです。
ですから、この酵素を補う必要が出てくるわけです。
もうお分かりですよね^ ^
だから「酵素玄米」は非常に注目されているわけです。
酵素の弱点
酵素は高温に弱いんです。
40度以上の熱で活動が停止し、60度になると「分解」されてしまいます。
つまり加熱されていない食品からのみ摂取可能という事です。
新鮮な生野菜や果物は酵素を豊富に含んでいますので、「ローフード」が流行したわけです。
また、納豆や、お味噌、漬物などの発酵食品にも酵素が多く含まれています。
【補足③】酵素玄米のすごい点
熱に弱いなら、高温で炊き上げる酵素玄米の酵素は熱で分解されてしまうのではないか、と思いますよね。
実は大丈夫なんです!
玄米に含まれている「玄米酵素」は、炊飯器で高温にさらされても活動も停止しなければ、分解もされない「熱に強い酵素」なんです。
この玄米酵素は炊飯後に保温状態を保つことで少しずつ活性化していき、時間と共に発酵します。
だんだんミラクルな話になってきましたよね。
さらに、ミラクルの正体は小豆にあります。
小豆を入れて炊くことで、小豆のアミノ酸が2つ以上結合することで「ペプチド」が生まれ、そのペプチドが分解し酵素がつくられるんです。
そして、塩は発酵を後押ししてくれます。
高温、高圧力の中で人間の理解を超えた未知の世界が発生し、ミラクルな「酵素玄米」が出来上がるわけです。
いかがですか。
これを理解して、自分の体を愛してあげて、ありがたく「酵素玄米」をいただく。
何も考えず、「体に良さそうだから食べておこう」というのとでは、続けるモチベーションや、作る時の素材への愛情が変わりそうですよね。
是非、あなたも酵素玄米の恩恵に触れてみてください^ ^