酵素玄米炊飯器と一般家電メーカー別の一升炊き炊飯器を比較してみました
酵素玄米の特徴として、「3日寝かせる」が挙げられます。
つまり、炊いてから完成まで時間を要すため、完成した酵素玄米を食べきる前に、次の玄米をスタンバイさせる必要があります。
ですから、一度で沢山炊く必要があります。
また、長岡式酵素玄米が一升炊きである事からも、実は酵素玄米を主食にする場合、一升炊きが最も合理的なわけです。
酵素玄米専用の炊飯器でも「CUCKOO New圧力名人DX」という一升炊きのモデルがリリースされました。
では、大手家電メーカーからはどのような一升炊きの炊飯器がリリースされているのでしょうか。
今回は皆さんもよくご存じの有名家電メーカーの一升炊き炊飯器を調査しました。
そして、酵素玄米専用の一升炊きの「CUCKOO New圧力名人DX」を性能差を比較してみました。
まずは各メーカー別の一升炊き炊飯器の性能を見てみましょう
製品概要、圧力性能、炊飯時間、内釜仕様、相場価格の比較表を作成しました。
もちろん、玄米モード搭載の一升炊きの炊飯器に絞っています。
製品概要 |
圧力性能 |
炊飯時間 |
内釜仕様 |
相場価格(税込) |
---|---|---|---|---|
象印 極め炊き NP-IG18 |
不明 |
72-79分 |
不明 買替11,000円 フッ素コーティング |
62,810円 |
タイガー 炊きたて JPC-A180 |
1.25気圧 |
63分-75分 |
土鍋コーティング |
57,374円 |
日立 ふっくら御膳 RZ-YV180M |
1.2気圧 |
75分-110分 |
ダイヤモンドコーティング |
39,889円 |
パナソニック おどり炊き SR-SPX186 |
1.2気圧 |
85分-105分 |
ダイヤモンドコーティング |
ホワイト 88,000円 |
東芝 本丸釜 RC-18VPG |
1.2気圧 |
65分-70分 |
カーボンフッ素加工 |
119,806円 |
日本美健 CUCKOO New圧力名人DX |
1.8気圧 |
50分 |
ダイヤモンドコーティング |
124,200円 |
※2016/10月調べ
酵素玄米炊飯器と一般家電メーカーの炊飯器の比較結果まとめ
いかがでしょうか。
やはりパナソニックや東芝はデザインがいいですね。
5.5合炊きであれば象印の極め炊きが断トツなんですけどね。
南部鉄器の鉄釜「極め羽釜」、贅沢すぎる内釜です。
まあ、価格も断トツで127,300円ですけどね。。。
ただし、これらは白米を炊く前提の場合です。
今回は玄米です。
しかも3日寝かせる酵素玄米です。
やはり一般家電メーカーの炊飯器は「白米を炊く」という大前提があるわけです。
玄米モードはあるのですが、酵素玄米を想定した設計ではありません。
それを証拠に、どの取説にも「〇時間以上の保温は避けて下さい」と注意書きがあります。
中には、一定時間を経過すると自動で保温がOFFになるものも珍しくありません。
そして、これまで何度もお伝えしてきていますが、玄米を炊くのに重要なのは「圧力」です。
これが決め手なのは間違いないです。
圧力が足りないと、ふっくらモチモチに炊けないのが玄米です。
一般家電メーカーの炊飯器で最も圧力が高いのは先に述べた象印さんの「極め炊き」で1.5気圧です。
ただし、5.5合炊きのみで、一升炊きモデルはリリースされていません
炊飯器の先駆け、象印さんは一升炊きを「業務用」にカテゴリーしています。
つまり、想定ユーザーが一般家庭ではないわけですね。
今回の比較調査から分かった点をまとめます
- 一般家電メーカーの炊飯器は白米を炊く前提で設計されている
- 酵素玄米は保温で寝かす前提な為、連続保温機能が必須だが一般家電メーカーの炊飯器はそれを推奨していない
- 玄米を美味しく炊く決め手は圧力だが、一般家電メーカーの炊飯器は1.2気圧がベース
- 一般家電メーカーの炊飯器は一升炊きにそこまで力を入れていない
やはり、酵素玄米は専用の炊飯器か圧力鍋で炊くのが合理的で効率が良いかと思います。
そして、白米を炊く前提であれば、やはり一般家電メーカーの炊飯器には勝てないでしょう。
しかし、酵素玄米専用の炊飯器で唯一の一升炊き炊飯器「CUCKOO New圧力名人DX」は現時点で唯一無二の存在かと思います。