発芽酵素玄米に使う玄米の選び方

今回は発芽酵素玄米に使う玄米の選び方について考えてみたいと思います。

 

発芽

 

食事情の変化に伴い、動物性の食品摂取量が増加し、生活習慣病が社会問題化しました。
また、この流れでマクロビが世界中で注目を浴びる結果になりました。
今では、素材として「発芽玄米」が販売されており、すぐに手に入ります。

 

 

では、発芽酵素玄米はそれらの市販されている「発芽玄米」を買って、酵素玄米の要領で炊けばいいのか?
いいえ、違います。生きている玄米を選択する必要があります。

 

 

生きている玄米って何?

酵素玄米の源流である、長岡式酵素玄米を例にあげて考えていましょう。
「玄米をいただくのではなく、玄米の生命をいただく」という思想です。

 

 

生きている玄米の条件は以下のとおりです。

 

  • 自然乾燥で仕上げている玄米
  • 化学肥料を使用していない玄米

 

以上です。

 

 

何だこれだけか!といった印象をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
もう少し詳細に解説していきましょう。

 

 

お米の乾燥は自然乾燥が一般的ではないの?

現在、日本で販売されているお米のほとんどが灯油バーナーにより熱風乾燥されています。
つまり生命を失った「死んでいる玄米」というなります。

 

 

何故こうした製法なのでしょうか。
それは、後に精米して白米として販売する事が前提にあるからです。

 

 

では、人工的に熱風乾燥された玄米と生きている玄米はどうして見極められるのか。
かんたんです。
水に6時間以上浸水させて、発芽力を見比べればいいのです。
生きている玄米で立派な芽が生えてきている頃、人工的に熱乾燥された玄米はちょろっとしか発芽していないでしょう。
これは玄米の生命力の違いです。

 

 

生きた玄米と死んだ玄米の比較

 

 

特に、既に発芽させている「発芽玄米」には注意が必要です。
端的に言うと、発芽した丁度良い段階で人工的にその成長を止めているわけですから、当然生きている玄米とは言えません。

 

 

生きた玄米を発芽させ、発芽したての玄米ご飯をいただく事で、「玄米の生命」の恩恵を最大限に得られるのです。

 

 

化学肥料を使用していると生きている玄米とは言えないの?

私たち人間は、「土を食べている」といっても過言ではありません。
野菜を例に挙げるとイメージしやすいのですが、野菜の質は土で決まります。
何故なら、作物は自然界の循環によって生命を維持しているからです。
私たち人間も同じくです。

 

 

自然界の循環にとって重要な「微生物」が好む環境というのは、タニシやドジョウが生息するような田んぼです。
そして、微生物はこうしたタニシやドジョウが住むような環境に生息しやすいのです。

 

自然農業の田んぼ

 

しかし、現在大量生産、コスト(人員)削減などの目的・背景により、大量に農薬を散布してきた事で、多くの田畑の土が著しく劣化していると言われています。
つまり、あらゆる生命を化学肥料でたってきたわけです。
この前有名な管理栄養士さんのセミナーを受けてきましたが、驚くことに、戦前と同様の栄養素を野菜から日々摂取しようとした場合、バケツ一杯分必要になるそうです。
人類60万年とすると、たったこの50年程で劇的に変わったわけです。
世の中で危機を訴える人が増えてくるわけです。

 

 

有機野菜が何故高価なのに人気があるのか。
知っている人は当然のように有機野菜を選択します。
つまり、あまり関心のない方は、興味がないわけではなく、単に「知らない」だけなんですよね。

 

 

話を戻しましょう。。。
かんたんにお伝えしますと、この自然界の循環により、本来の自然に近い形で育てられた玄米こそが生きている玄米と言えます。
つまり、契約農家等で昔から変わらぬ農業を営んでいる田んぼから採れる玄米が好ましいわけです。

 

 

生きている玄米販売サイト